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2005年10月15日の1件の記事

2005-10-15

JobsとディズニーのGIVE & TAKE

2005年10月13日には日米でコンテンツを巡る二つの大事件が起きました。

タイムワーナー、ウォルトディズニー、ニューズコーポレーションなど海外の有力メディアの時価総額がおよそ5〜9兆円規模であることなどを示し「日本のメディアはこれらに比較して小さい。TBSと楽天が組むことにより、これらに対抗できるメディアグループができるのでは」 (PCWEB)
楽天の三木谷君はTBSの発行済み株式の15.46%を取得し、経営統合を提案しています。
放送とネットの融合などという、堀江君と同じお題目を唱えて。
実は新iPodの発表も日本時間では同日の10月13日でした。

アメリカのAppleは新iPodの発表にあわせてiTMS経由で映像配信という新事業の発表を行った。
Appleは世界一のエンターテインメント企業である、ディズニーから人気テレビシリーズの配信権を手に入れました。
配信されるのは、ディズニー傘下のテレビ局ABCで大人気のDesperate HousewivesとLostというドラマ。

desperate_housewives
デスパレートな妻たち

ちなみに、Desperate Housewivesは(ファーストシーズンですが)、日本でもすでに放送が始まっています。
邦題「デスパレートな妻たち」で、NHK BS2 で毎週水曜日の午後10:00から。
日本で放送されている番組くらいは邦題で報道して欲しいね。
って、これはきっとアップルが用意した資料に原題で書かれていたんでしょうね。
アップルさん、日本の事もよく調べてね。

さて、本題に戻るけど、Jobsがこんなビッグな作品の配信が出来たのはGIVE & TAKEがあったからだと思います。
Jobsは「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」といったディズニーで配給されたCGアニメを多数制作してきたピクサー社のオーナーです。
ピクサーとディズニーは、今年の初め不仲が伝えられていましたが、今回のAppleの発表会には就任したばかりのロバート・アイガー新CEOが登壇していることからも和解に向かっている事を示しています。
Jobsは不仲だったマイケル・アイズナー前ディズニーCEOが退任した事から、ピクサーの作品をこれまで通りディズニーの配給で公開する事を約束する代わりに、ディズニーから映像配信の協力を得られたのだと思います。
JobsとディズニーのGIVE & TAKEですね。
では、楽天とTBSではどうなんでしょう?
(1)TBSの番組をネット配信するなど視聴者に魅力あるコンテンツ(情報の内容)を提供できる
(2)テレビ広告にネットを連動させることで広告収入を拡大できる
(3)経営課題だった(TBSの)株主構成の安定化を図れる
(スポニチ)

ねぇ楽天さん、TAKEばっかりでしょう、これじゃ・・・
もの作りの人の気分を悪くさせると良いもの作ってもらえないですよ。

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